折り目正しい上品さと
柔らかさが共存する
絶妙なバランス
芯の強さが生み出す
自信と品格を身に着けて
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創業当初から大切にしてきた「ミネルヴァボックス」と「ミネルヴァリスシオ」は、gentenを代表する上質な革素材です。その革の名前を採用したシンボリックなシリーズ「ミネルヴァ」に、この秋新たに4型が仲間入りしました。いずれも、休日のお出かけに持ちたい小ぶりなサイズ。上質な素材と端正な佇まいは、きちんとしたシーンにも対応します。
「ミネルヴァ」は、名門タンナーであるバダラッシ・カルロ社が手掛けるバケッタレザー「ミネルヴァボックス」をベースとした、gentenを代表するシリーズ。「ミネルヴァボックス」は、革が持つ経年変化の魅力を存分に堪能できる素材です。
今回新たに加わったのは、「ミネルヴァボックス」の懐深く柔和な趣きをそのまま手にできるような、シンプルでありながらも使い心地のよいデザインの4型です。
「ミネルヴァ」が持つ端正なイメージは大きな魅力の一つですが、既存のサイズはややビジネスユース寄りなので、“ちょっとしたお出かけには大きすぎる”という印象をお持ちの方もいらっしゃったかもしれません。そこでもう少し親しみやすく、気軽に纏えるような小さめのサイズにいたしました。いずれもチャ、クロの2色展開です。
と比べてひとまわり小さめの左が今シーズンの新作です。
「ミネルヴァ」シリーズが誕生したときからおつくりしているモデルで、A4サイズの書類が入るリュックがあります。長い間このリュックがご高評いただいていることから、新たにひと回り小さい形をご用意することになりました。
新型はバランスを変えて、少しスクエアにしています。長札がちょうど横に入るくらいのサイズ感です。
背面には、フラップを開けなくても手が入れられるように外ファスナーがついています。またフラップの内側部分にもファスナーがついていますが、マグネットが内蔵されているので、ファスナーを閉めなくても安定してお使いいただけます。
ベーシックなボストンタイプは、小ぶりながら隅々まで意匠をこらした仕上がりになっています。例えばハンドルの革の部分はあえて大きいバッグと同じものにして、アクセントになるようにしています。
またボストンといえばダブルファスナーが定番ではありますが、小さいものはシングルファスナーも多く見られます。しかしこちらはアーチの大きさを考慮し、利便性を追求した上でダブルファスナーを採用しました。
中は裏地のないタイプですが、ファスナー周りにしっかり見付け(見返し)を配し、そこからポケットがぶら下がるような縫製始末をしています。中までしっかり作り込むことで長くお使いいだきたいという、gentenの想いが込められたものです。丁寧な手仕事はファスナーリボンの処理などの細かい部分にも表れていますので、お手に取った時にぜひご覧になってみてください。
ストラップを外した時に取り付け用金具が目立たないように設計している為、手提げバッグとして使うときも すっきりとした印象で穏やかな革の表情だけをお楽しみいただけます。
縦型ショルダーはスッキリとしたスクエア型に見えますが、実は柔らかな雰囲気を出したり、裁断面の力強さが活きたりするように、空気を包み込むような仕様にしています。
端正さと柔和さの共存とも言うべきデザインは、マチの部分に秘密があります。まるで大切な物を包装するような縫い目にすることで、革に動きが出て立体的な膨らみが生まれるのです。スクエアのショルダーはトレンドでもありますが、gentenでは革という素材にマッチした直線的すぎないフォルムに仕立てました。
ショルダーの付け根の部分が見えないデザインもこだわり。立体的な膨らみとは対照的に、帯のマチ部分の切り目にはシャープな表情が伺えます。
横長のショルダーは、使う方や時代を選ばないシンプルな形なので、長く愛用していただけます。四角すぎず、かといって丸すぎずどんな方にも馴染みやすいフォルムにこだわりました。中は形態安定性を考慮して裏地をつけています。
底はパーツが組み合わさったようなハギの取り方をし、チラッと見えた時にもデザイン性を感じられるような工夫が施されています(写真左)。
外側のポケットには、スマートフォンがすっぽり入ります(写真右)。
4型全てに共通するのは、何と言っても革が持つ経年変化の魅力を楽しんでいただきたいという点です。使い始めはしっかりとした質感ですが、使っていくうちにだんだんその人になじみ、柔和な表情に変化していきます。まさに“育てていく”という表現がふさわしいバッグだと言えます。また、端正な佇まいは様々なオケージョンでも活躍してくれるでしょう。
ミニマムなライフスタイルが広まり、荷物がコンパクト化された中で、外出する機会もだんだん増えてきました。新しい景色に出会うその時に、末永く寄り添っていられるバッグでありますように。
軽やかに出かけたい日も
ほんのり緊張感が漂う日も
私の「ミネルヴァ」が
いつも傍で見守ってくれる
■ ミネルヴァのお手入れについて ■
天然の脂をたっぷりと含んだミネルヴァボックスのお手入れは、やわらかい布で乾拭きするだけとシンプルです。使用する布は、繊維の凹凸が少なく目の細かい綿100%がおすすめ。着古したTシャツでも構いません。乾燥してきたと感じたらクリームで保湿をしてください。
Minerale(ミネラーレ)とはイタリア語で「鉱物」の意があります。
自然界から削り取られた原石が、磨き上げられていくかの如く変化していく素材の魅力を存分にお楽しみください。
カラーは鉱物からイメージされたインディーピンク、グレージュとターコイズの3色をご用意しています。
付属にはダークキャメルのスムース仕上げの牛革を合わせ、メインのカラーを程よく引き立てつつコーディネートのつなぎ役にひと役担っています。
ストラップは、肩当て両サイドについている結びこぶ部分をスライドさせることで長さを調整できる作り。ご自身にあった長さに調整してお持ちいただけます。
背面にはカードが入るポケットを付けてありますので、パスカードなどを入れるのに便利です。
ニュアンシーなカラーとフェード感のある質感が魅力のイタリアの牛革を使い、
思わず手に取りたくなるような、ありそうで無かった革小物のシリーズ「ミネラーレ」。
革好きの方はもちろん、贈り物にもお薦めです。
■ミネラーレの素材について■
イタリア植物タンニンなめし協会に属するIL PONTE (アイエル・ポンテ)社製によるエイジングが魅力のベリーです。
ベリーはおなかの部分の厳選された原皮を3代続くなめし技術でしっかりとした繊維の締まりを生み出しました。
仕上げにサンドペーパーにより革の表面を擦り出し、素材の豊かな表情を引き出しています。
繊維の流れや革表面の微細な凹凸の差により、1つ1つの景色に個体差が生じます。
その個体差もまた、自然素材であるがゆえの魅力になります。
タンニン鞣しの革には珍しい、発色の良いカラーですが経年変化も抜群に楽しめます。
使い始め乾いた大地のような表情の革は、使い込むことで次第にしっとりとした艶が生まれ色は深くなり、風格が増していきます。
■ミネラーレのエイジングについて■
インディーピンクは同じトーンのままですが、色は深くなり艶が楽しめます。
グレージュは徐々に赤みを帯びて色が深くなります。
そしてターコイズは青みが抜けてゆるやかに濃いグリーンへ。
お財布など、毎日バッグの中に入れて使用いただくものは、日焼けの変化が起こりにくいため、艶の発生と共に色味は次第に深くなっていきます。
■ミネラーレのお手入れについて■
<素材の特性・メリット>
仕上げにサンドペーパーにより革の表面を擦り出し、素材の豊かな表情を引き出しています。
使用するにつれ、増してゆく銀面の艶と相まって、一段と深まる色合いの良さが秀逸です。
繊維の流れや革表面の微細な凹凸の差により、1つ1つの景色に個体差が生じます。
その個体差もまた、自然素材であるがゆえの魅力になります。
<取り扱いの注意・お手入れ方法>
素上げの革のため、水濡れにはご注意下さい。濡れたらすぐに柔らかい布で乾拭きして、陰干ししてください。
・アメダス△ ・デリケートクリーム△ ・コンディショニングクリーム△
※使い始めは色が濃くなりやすいです。経年してほんのり艶が上がるようになってからの使用をお勧めします。
また、ケア時の指先の微弱な摩擦でも、艶が早く増し、色も濃くなっていきます。
スクラッチ加工の風合いをご購入時のままお楽しみいただく場合には、クリーム、クリーナーのご使用をお控えいただくことをお薦めいたします。