眩しい季節。あなたに届く「ラッコルタ」

冴えた夏空に似合う天然素材のバッグは、どこかリラックス感が漂います。
ラフィアという素材からバッグになるまで、世界各地の職人の手から手へ、そしてあなたへ届く「ラッコルタ」。上質感のある佇まいは、手しごとを積み重ねたものならでは。リゾートはもちろん、タウンスタイルにも似合う「ラッコルタ」が、春夏の装いを涼やかに彩ります。
※オンラインショップでは帽子の取り扱いはございません。

職人の手から手へ。
世界を旅して届くバッグ

“かごバッグ”とひとくくりにするには、もったいないような風情が漂う「ラッコルタ」。つくる工程は、インド洋に浮かぶ島国・マダガスカルから始まっています。

画像は紅茶で染めた後に天日で乾燥させているもの（中国にて）

天然素材であるラフィアは、ラフィア椰子の葉を乾燥させたもの。なかでもマダガスカル産のラフィアは質が高いことで知られています。
天然の樹脂を内部に含んでいるため、柔軟性があり形の復元力が高いのが特徴。一本一本が細いため、バッグに仕立てたときに上品さが漂うのも大きな魅力です。

選りすぐったラフィアは、マダガスカルから中国へ。職人が、細長い葉の状態だったラフィアを丁寧に、そして丹念に撚っていきます。撚ったラフィアは、細くてしなやかなロープ状に。強度が生まれて丸みのある形状になるため、程よい張りが出て肌あたりのやさしい素材になります。

かぎ針編みではなく、手編みで

ロープ状にしたラフィアを、ひと目ひと目編んでバッグに仕立てます。きっちりと編み込まず、適度に空間をあける編み方によって生まれるのは心地よい透け感としなやかさ。暖かな季節の装いに涼やかさを添えます。
自然の素材を使い、人の手で編んでいるからこそ、編みのピッチやバッグの大きさは一つとして同じものはありません。あなただけのバッグとの出合いをお楽しみください。

長く愛用いただけるよう
細部のつくりにもこだわって

職人が編みあげたラフィアの本体部分は中国からタイへ。自社工場の職人たちが手づくりしたハンドルを取り付けました。

ハンドルは、華奢なラフィアで編んだ本体に似合うデザインに。数本の紐と革のストリングを束ねてから糸を撚るようにひねりを加えたつくりです。

まるで革の編み紐のように見えるのは、日本製のポリエステルの紐です。ラフィアの紐でハンドルを仕立てるよりも強度が保たれて、より長く愛用いただけるよう工夫してあります。

口元に縫い付けた国産のオーガニックコットンは、ふんわりとかぶせるだけで荷物の目隠しに。

両端を結んで使うこともできますし、サイドに垂らせばデザインが変わりアクセントにも。

カラーは、ナチュラルと紅茶染めの2色で、どちらも大・小の2サイズをご用意しています。紅茶染めは今シーズンで3回目の登場ですが、水のpHや煮出し時間など、天然の染料を使用して染め上げているものなので毎年同じ色には染まりません。今回はシックなカラーに染めています。

【ナチュラル】左から・小37,400円（税込）、大40,700円（税込）

【紅茶染め】左から・小39,600円（税込）、大42,900円（税込）

ハンドル上はナチュラルの新品、下は経年したものです。

ラフィアは、素材そのものが持つ樹脂によって少しずつ艶が出て色が濃くなり、豊かな経年変化が楽しめるのも特徴です。手に触れる持ち手の部分は、柔らかくなじむよう、ミネルバボックスで包んであります。ソフトな手触りで、ミネルバボックスならではの革のエイジングも楽しめる仕様です。

■ラッコルタのお手入れについて■

ラフィアは樹脂を含む素材のため、使ううち次第に艶が出て色が濃くなりエイジングが楽しめます。お手入れは、ブラシでホコリを払うだけで問題ありません。また、防水スプレーをお使いになれば、外出先や旅先などで天候を気にせずご使用になれます。
ハンドルの革は、内部に天然のオイルをたっぷりと含んでいるので、使い始めはやわらかい布で乾拭きして、休ませるだけのシンプルなケアでも十分です。gentenのデリケートクリームやコンディショニングクリームは使用可能。乾燥が気になる場合はお使いください。