飾らない。
気取りもいらない。
お気に入りの、洗いざらしのシャツに
そのまま袖を通すように。
間合い良く、肩ひじをはることもなく。
そのやさしさに包みこまれる。
「ユーフラテス」
そのバッグは、心地よいゆらぎから生まれました。
どこにも角はなく、ひたすらやさしい形を成すバッグ「ユーフラテス」。
ありのままの革のさまざまなシボの景色。手針で静かに縫いあわされる豊かな陰影。
かつて作られていた時の持ち味を受け継ぎながら、より品格と持ちやすい寸法で再び戻ってきました。
その手にあまるハンドルをぎゅっと握りしめてください。
持ち運びたいものを、持ちたいように詰めてください。
薄くても芯のある革がしなやかにほぐれ、使い方にあわせてやさしく受けとめてくれます。
そして、心地よいゆらぎから生まれる、深いなじみを存分にお楽しみください。
(参考サイト)【“木”になるマメ知識】ヒーリングの源、自然が生み出す「1/fゆらぎ」の秘密
新生「ユーフラテス」は、街持ちしやすい中サイズと小サイズ、ショルダーバッグの3型をご用意しました。
素材は、gentenを代表する革・ミネルヴァボックス。薄く漉いて仕立てた革を用いたバッグは、力強くナチュラルな質感と軽快さが魅力です。
底の部分はハギを縫い合わせておつくりしているので、一枚革ならではのぽってりとしたフォルムでありながら安定感もあります。
「ユーフラテス」は、上質なミネルヴァボックスの一枚革で仕立てています。中サイズは大きめのサイズ感で収納力にも長けていますが、くったりとしすぎないので、端正さと軽快さを持ち合わせた雰囲気に。ノートPCもすっぽりと収まるので、仕事のオンオフにかかわらず、使用できる柔軟性にも富んでいます。
小サイズは一枚革の飾らない上質感はそのままに、それでいてどこか愛くるしいこの表情。
ちょっとそこまでのお出かけにも、ランチボックスとミニボトルを入れて少し遠出しても、見た目以上の包容力でしっかり収まります。
小サイズは、入れる物によって底の部分が違う表情が愉しめます。時に柔和な雰囲気に、時にシャープな面持ちに。街持ちにぴったりのサイズ感です。
ありのままの色の糸で、1本針で点をつないでいくようにちくちくと。縫い目をよく見ると、自然の節が残る麻の不均一な風合いと、手縫いならではのまばらさが相まっています。
そろっている中にも、自然にまばらさの残る仕立てが。なぜか心をおだやかに満たしてくれます。そこに「1/fゆらぎ」が少しだけひそんでいるのかもしれません。
窓枠のさきに目を向ければ、往来にはうつろいゆく景色。
樹木の枝葉と、水面にうつすその陰影。
束ねられたり、まばらであったり。ゆるやかに連なりながら、世界は成り立ってゆく。
深いなごみを分かち合えるのは、互いに受け入れあうことができるから。
心地のよいゆらぎを、交し合えることができるから。
■ ユーフラテスのお手入れについて ■
天然の脂をたっぷりと含んだミネルヴァボックスのお手入れは、やわらかい布で乾拭きするだけとシンプルです。使用する布は、繊維の凹凸が少なく目の細かい綿100%がおすすめ。着古したTシャツでも構いません。乾燥してきたと感じたらクリームで保湿をしてください。