1. TOP
  2. 軽やかな「トワル・カットワーク」

軽やかな「トワル・カットワーク」

ようやく梅雨が明けましたが、厳しい残暑が続いています。暦の上では8月7日は秋のはじまりとされる「立秋」です。立秋を迎えると気象は夏真っ盛りですが、涼風が吹き始め、少しずつ秋の訪れを感じさせてくれます。そんなこの時期に合わせた新作「トワル・カットワーク」をご紹介します。

人気のカットワーク柄を
初めて生地で再現

gentenをご愛用されている方に人気が高いカットワーク柄。地中海沿岸の家や調度品にみられる伝統的なカットワーク柄ですが、今回これを初めて織物で表現しました。

みなさんが山や公園など少しアクティブなところに「よし、おでかけしよう」と思ったとき、思い描くバッグはどのようなものでしょうか? 汗に強いナイロン製のものや小さくたためるもの、蛍光色……
一般的にスポーティーなものをイメージされる方も多いと思います。

対して、スポーティーではなく、暑い日差しの中ちょっと木陰でひと呼吸おくときに、寄り添っていてくれるバッグ。それが「トワル・カットワーク」です。
gentenらしい天然素材が持つ温もりを大切にしながらも、持っていてストレスを感じないもの。軽さを出すための素材選びから形、機能性に至るまでモノづくりの魅力が詰め込まれたこだわりのシリーズです。

生地に革同様の息吹を。
陰影にこだわり、立体感を表現。

異国の情景に想いを巡らせるような模様、カットワーク。その魅力を生地で表現しながら、主張が強すぎず、さらりと持てるものを作りたいと考えました。
そこで、まずカットワーク柄をジャカードで表現することに。上質感を出すために採用した工場は、群馬県桐生市にある桐生絹繊会社。桐生市は、富岡製糸場など日本有数の製糸工場を抱える群馬県の中でも特に歴史が深い繊維のまちです。桐生市で昭和10年代から続く桐生絹繊会社では熟練の技による凝った織物を得意としています。

シボなどもともと生き物の革は立体感が出しやすいのですが、今回の相手は生地。人間が織り上げて作ったものです。これにどのように息吹を与えたらよいのかと模索しました。

出した答えは「複雑に映る陰影感」を大切にすること。カラフルな模様にするのではなく、色相の異なる2色を用い、模様の際には細かな影を入れることで陰影を表現しています。

生地は高度な技術を誇る職人と相談しながら天然素材の温もりを感じる綿と、そこに加えて陰影や光沢感を出すために再生ポリエステルを採用しました。(生地は綿87%、再生ポリエステル13%です)
再生ポリエステルは、回収されたペットボトルやポリエステル製品をリサイクルした循環型素材です。化学繊維であっても環境に配慮するgentenらしいエシカルな素材を選びました。
サラっとした触り心地とともに織りをぎゅっと詰めてハリやコシを出し高級感にもこだわりました。重厚感とともに夏らしい軽快さを併せ持つ。そのバランスを考慮しながら仕上げました。

水に強い加工も施しているので、汗や突然の雨でも、さっと拭けば大丈夫です。

価格は左からトートバッグ27,000円ミニショルダーバッグ25,000円リュック39,000円ワンショルダーバッグ32,000円です。価格は税別です。

ナチュラルな印象のチャと
光の加減で模様が浮かぶネイビー

色展開はチャとネイビーの2色。形はそれぞれ4型です。

モデルの身長は152cmです。

 

 

チャは、ナチュラルな赤土色を表現。これは、経年変化した革の表情をイメージして作り上げた色です。自然のゆったりとした時の流れを感じます。

コーディネートの幅が広がるネイビー。その秘密は光のあたった箇所だけ模様が浮き出し、影の部分はまるで無地のように馴染むところにあります。模様でありながらこの落ち着いた表情。

 

 

gentenらしい
細部へのこだわり

gentenをご愛用いただいているお客様から「細かいところまで手が行き届いていて、その心遣いに安らぎます」とおっしゃっていただけることがあります。手にして頂いた方により心地よく、長く使っていただけるように。また、そうすることで安心感や上質感が生まれると私たちは考えています。

この「トワル・カットワーク」も手間ひまをかけた工夫をこらしています。要所要所に革を使用していますが、ここにはgentenならではの技術―焼きねんや抜き型、革の積層、持ち手に革を巻きつけるなど―を織り交ぜています。

 

 

使う人のことを想った
機能性

トートバッグは内装をより使い勝手がいいようにデザインしました。ぱっと中身が一望できるように整理整頓しやすい多くのポケットを施しています。

その一つがペットボトルホルダーです。ペットボトルの水滴で他のものが濡れたり、転がって邪魔にならないようにしています。ペットボトルホルダーはファスナーのエンド側に配置しているので、背の高いものを入れた場合でもファスナーを途中まで閉めて収納することができます。
また、長財布を収納するときなどに使う背胴側の大ポケットは、通常ファスナーをつけますが、あえて外すことでクイックに出し入れしやすいようになっています。

リュックはA4がぎりぎり入るコンパクトサイズ。両サイドの深めのポケットに折り畳み傘やペットボトルを収納できます。また、革の取手にベルトを巻きつけることで背負った時にバッグのシルエットを保つ工夫が施されています。
ファスナーの開け閉めが楽なように指に引っ掛ける長めのレザーベルトをあしらいました。ロゴの素押しとカットワークの星がさりげないアクセントになっています。

ショルダーベルトは背面のポケットにすっきり収めることができます。ベルトはあえて革ではなく生地を使用し、バッグの軽さや見た目の軽快さ、汗染み防止に配慮したつくりになっています。

ワンショルダーバッグは大ぶりのサイズです。サイズを大きくすると重くなりがちですが、このバッグの一番の良さはとても軽量なことです(395g)。口あきが広く、モノの出し入れがしやすいので、沢山入れてもモノが見つけやすい勝手の良さがあります。
肩がけしたときに優しさを感じるようにカットワークの革を肩があたる部分に施しました。革をつなぐ縫い目で引っかかりが出ないように、スナップボタンで革を筒状にとめています。革の部分は使うほどに地艶が増し、経年していく様が味わえるのも魅力です。
また、中面の留め具には使い勝手の良いマグネットを採用。マグネットに革を巻いて手縫いで仕上げた丁寧な手仕事が施されています。

ミニショルダーバッグは、口あけをよくするためにファスナーを長めにデザイン。余ったファスナーの端を革のカットワークホルダーに収めることができます(トートも同様の仕様です)。
マチの部分は使っていく中で物の重さで破けたりすることも。長くお使いいただけるように物を入れたときに、重さによる力をクッションのように逃げさせる仕様になっています。

gentenでもファンが多いカットワーク柄を織物で表現しました。軽快でそれでいて落ち着いた新作たち。ちょっとしたお出かけから大人のトラベルまで、幅広いコーディネートによく合います。

■トワル・カットワークのお手入れについて■

生地に関して摩擦や色落ちの検査をしており、繊細に見えますが、実はキャンバス地と同一の耐久性なので、比較的傷みを気にせずご使用いただけます。また、ちょっとした水も弾く仕様で、急な雨などで濡れてもハンカチなどで拭き取れば大丈夫です。使い込んでいくことで弾きにくくなってきましたら、防水スプレーを併用するのを推奨します。
革部分はタンニンなめしの牛革です。素揚げ調でありながら色落ちは比較的しづらいので安心してお使いになれます。革部分にはデリケーションクリームやコンディションクリームなどクリーム類をご使用いただけます。

トワル・カットワークの発売開始は店頭では今週末、オンラインショップでは8月末の予定です。

2020年8月7日公開